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「もの国」ブログ - 最新エントリー

 某携帯電話会社のCMで、「シャベルですから」と言うのがある。「あれは、スコップでしょう。意味が判らないよねえ。」「えっ、あれはシャベルだろ。」「いや、ショベル。」「え、なになに、移植ごてのこと?」「移植ごて??」・・・爆笑・・・その場では、どうも関東圏では、小さな手に持って砂を掘るやつをシャベル、大きな柄がついて、足でざっくっと掘るやつがスコップと呼んでいるのではないかなあ、んでもって、関西圏ではそれが逆なような感じがするなあ・・・ということになったのですが、みなさん、いかがですか?
というのも、8月16日放送予定の『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)の中で、堺市の浅香工業の工場見学をやります。えっと、シャベル、いやスコップ・・・・あの柄がついて大きくて足でザッてやるほうです。ちなみに、工場で伺うと中近東向けのはなぜか金色に塗装するように注文がするそうです。お盆の最中の放送ですので、ご家族みなさんでご覧下さい。

担当は、中村智彦です。



 パネル・ベイってどこ? 〜 やっと風が吹いてきた?

 ここのところ、ろくな話が無かった関西の経済界。そんな関西に、ちょっと元気になるニュースが出てきています。

 まず、尼崎の松下電器産業のプラズマ工場。すでに二つの工場が稼動中。さらに約2800億円を投じて第3工場も建設中で、三工場がフル稼働すると、なんと世界のプラズマ需要の約60%をまかなうことができるようになるという。さらに、松下などの合弁によるIPSアルファテクノロジは姫路市にも液晶パネルの新工場建設だ。投資総額は三千億円に上る。臨海部に二つの工場を集積し、第三工場もいま建設中で、来年五月に稼働する。三つがフル稼働すれば、世界のプラズマ需要の六割を担うことになる。
 そして、堺市にはシャープが3800億円を投資して、液晶工場と太陽電池パネル工場を建設中だ。

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 いつの間にか今年も半年を過ぎてしまった。この6ヶ月間に初めて訪ねた町工場のいくつか紹介してよう。1月には、川崎市の久下精機(株)(くげせいき)を地元の工業高校の先生達と訪問した。高津区宇奈根にあるこの会社は、光導波路自動調芯装置(単一の光ファイバーを分岐する接続部で適切な位置で光の軸を合わせ接合させる装置、国内シェアの3割を占める)という製品で第2回川崎ものづくりブランドに認定されている。機械加工から製品開発へ移行してきた会社で、創業場所は目黒区中延。現在は創業者の長男(62歳)が会長、次男(54歳)が社長を務めている。

 従業者数は12名ほどで、主力は30から40歳代の開発技術者達だ。主な開発製品は光ファイバーを接続するときに芯を合わせて接着する自動機械や携帯カメラのレンズの調芯・検査の自動機械などであるが、この会社が元々は高度な機械加工技術を売り物にしていたことをうかがわせる別工場が近くにある。ここでは60歳代後半の熟練工2名がフライス系の汎用機を駆使している。ステンレス鋼やモリブデン鋼などの難削材の加工ノウハウをかなり持っているようだ。事業の主力は製品開発に移ってもこういった熟練工を大切にしている点にこの会社のものづくり意識の高さを感じた。

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 メルセデスベンツが、今後7年で石油燃料で動く車の生産から完全撤退すると発表したそうです。環境に配慮するという理由と、そして石油燃料が枯渇するだろうという予測からだとしています。ハイブリッド車の投入を始め、その後、2010年頃には電気自動車へ転換、そして将来的には水素燃料電池車に転換していくということだそうです。いよいよ自動車産業も大きく動くのでしょうか。



 水道をひねったら水はでるのか・・・新幹線と高速道路は地方を活性化できるのか

 かつて各地で活発な新幹線や高速道路の建設促進運動が行われた。10年ほど前、北陸のある地方自治体のビルにでかでかと「伸ばそう新幹線、飛ばそうジェット機」というキャッチコピーが掲げられていた。30年前、長崎の町に新幹線が描かれた小旗が街を飾っていたことを覚えている。当時、原子力船むつ修理受け入れの引き換えに、長崎新幹線を着工するという約束が国との間と成立し、これで長崎に新幹線がやってくると大騒ぎをしていた。
 

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 最近、オリンピック水泳競技で着用する水着に関する議論が喧しかった。結局、日本水泳連盟は契約している国内3社以外の水着着用も認めるという結論を出したが、この英スピード社製の高速水着「レーザー・レーサー(LR)をめぐる問題を二つの観点で見ながら「身体化された知識」について考えてみた。

 まず第一は「道具の使用」という観点である。すなわち、水着が、陸上競技におけるレースシューズや野球におけるバットのような道具として捉えられているということである。水着を道具として捉えることに対する違和感は、LR水着を着たスイマー達が日本新を連発した時の古橋広之進水連名誉会長の「昔はふんどしをして泳いでいたんだよ」という発言に代表されよう。これは、NC工作機械やロボットが工場に登場した時に当時の熟練工が抱いた思いと似ているように思う。
 

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 先日、鹿児島の霧島に行ってきました。焼酎の蔵元を見学させていただき、霧島神宮も参詣し、そして焼酎の試飲会・・・・仕事絡みながら、良かったです 笑
 しかし、地元も中小の蔵元さんたち、全国から集まった販売店さんたち、そしてそれを結びつける卸商の方。ものづくりから、販売まで、大量生産低価格といったことだけではないという意気込みが伝わってきました。


原材料費の高騰が「ものづくり」に与える影響・・・

 原材料費の値上がりが急激である。中小企業の経営者たちと話をしても、昨年末くらいから、その話ばかりである。
 原油高とそれに関連するガソリン価格の高騰が、一般の生活に直結する話題として取り上げられることが多いが、それ以外の深刻さも増しつつある。
 景況に関しても、依然として政府発表では「緩やか」な状況というものだが、各地の中小企業経営者と話しをする限り、すでに昨年から(人によっては、一昨年の秋口以降)急激に悪化してきていると指摘する人が多い。
 

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 1990年代の終わり頃から毎年学生を連れて墨田区内にある鋳物工場を訪問している。パートを含めて15名ほどの規模で、住宅・建設用の金属部品など(主に真鍮)の鋳造と、切削・研磨加工をやっている。会長が77歳、その長男50歳が社長で、次男が専務だ。鋳造工程では、社長の長男27歳と細身の筋肉質76歳とがっしりした60歳前後の二人の熟練工がメインで作業をしている。2007年からは社長の次男21歳も働き始めた。

 社長の長男がこの工場で働き始めたのは2002年、20歳の頃である。この工場で最も重労働なのは1200度の炉から5キロほどの湯を長い柄杓のようなもので汲み上げて砂型に注ぐ作業だろう。この若者も当初はその補助的な作業を行っていて、2002年には筆者の目の前で火傷を負ったこともあった。しかしそれにもめげずに続けて、次第にこの作業を仕切るまでになってきた。砂型の造型や研磨作業にもかなり熟練してきた。背中の筋肉も盛り上がってきた。怪我もした年月の中で体型も変わるほどの重労働を続けてきたということは、自らの中にインセンティブを持っている証であろう。
 

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89.新銀行東京についての議論

カテゴリ : 
もの国総研レポート
執筆 : 
yask 2008-4-30 21:10

 宝当神社のご利益もなく、やっぱり金持ちにはなれない中村です。

 先日は、出張で別府に行きました。空港へ行く前に、念願である砂風呂に行こうと思ったのです。別府市内には、市営浴場があり、その中で私が行ったのは、竹瓦温泉。
 明治12年創設で、現在の建物も昭和13年に建設されたもの。古式ゆかしい温泉であります。受付に行って、聞きますと、砂の中に入っているのは10分程度だけれど、砂を洗い流したりで40分くらいは・・・とのこと・・・うう、空港バスに間に合わないかも。さすがに砂風呂に入っていて、予約した飛行機に乗り損ねたというのは、ネタにはなるけれど、ちょっとねえ・・・ということで、入浴料100円!を払って、普通の浴室へ。これが熱い、熱い・・・・しかし、いいお風呂でした。しかし、まあ、仕事抜きでゆっくり訪れたいものだと、つくづく思いました。

中村智彦


 新銀行東京についての議論

 新銀行東京についての議論は、声高なものが一段落して、少し落ち着いてきたようにも見える。
 ある報道番組でコメンテーターとして登場した大学教授は、「中小企業への無担保無保証などそもそも非常に難しく無理があったのだ」だと批判していたが、私は画面の彼の顔に向かって、思わず「よく言うなあ」とつぶやいてしまった。

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 日本経済新聞社による大田区と東大阪市の中小企業を対象にした最新の経営実態調査によれば、今期減益を見込む企業が46%もあり、中小の景況感悪化を示す結果となった(2008年4月16日朝刊参照)。景況感の悪化は、比較的量産型の企業が多い東大阪市よりも、多品種少量生産が進展している大田区で一層顕著であった。したがって、これを景気の先行指標と見ることも出来るかもしれない。ここで思い起こされるのは1990年代のバブル崩壊である。どうも現在の状況は前回ほどではないにせよミニバブル崩壊の始まりに思えてならない。原材料、原油、食糧価格は高騰している。株価は傾向的な下落の中での痙攣的な上下を繰り返し、一部地域でここ数年上昇してきた土地・不動産価格にもどうやら反転下落の兆候が見られる。

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 25日に尼崎市商工会議所主催の元気企業会がありました。地元尼崎をはじめ、堺、東大阪、大津、そして墨田、太田などの企業、行政、商工会議所が集まり、事例発表会と交流会が開催されました。こういう会合に出ますと、「へえ、こんなモノを作っている企業が」と驚いたり、以前、お会いしたことのあるみなさんとお会いできて、近況の交換ができたり、なかなか充実した一日でした。
 それから、4月5日にまた読売テレビ系『世界一受けたい授業SP』で、工場見学をやります。今回ではや10回目。もしお時間がありましたら、ご覧くださいませ。

中村智彦


 88回目という福福しい回にふさわしく 〜 「おもしろおかしく村おこし」の現場に行ってきた

 桜前線もそろそろ登場というある日。福岡から電車に乗り、唐津の町に降り立ちました。海に突き出した丘の上に立つ唐津城から眺める玄界灘の風景は、なかなかものであります。唐津城から海を眺めると北正面に、ちょうどおわんを伏せたような、台形の島が見えます。激しく吹きつける北風と、激しい波が唐津に激突するのを防ぐ天然の防波堤のような位置にその島はあります。名前を高島。周囲約3キロ。人口約400人。唐津市の沖合い3キロにある小さな漁村の島です。

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 2008年2月16日、京急八丁畷駅近くにあるサンワークかながわにて、ものづくり教育シンポジウム「ものづくり教育 川崎からの発信」(主催:JAM・日本教職員組合・神奈川県高等学校教職員組合、神奈川県教職員組合・川崎市教職員組合・JAM神奈川、後援:川崎市)が開催された。

 基調講演は元旋盤工で作家の小関智弘さんで、演題は「手で考える」。この講演をうけて小生がコーディネーターをつとめてパネル討論を行った。パネラーは、大手電機メーカーのものづくり塾担当部長Mさん、中堅印刷機械メーカーの人事部長Nさん、元工業高校教員のYさん、中学校教諭のIさんの4名。パネラーの方々には事前に小関さんの近著『道具にヒミツあり』(ジュニア岩波新書)を読んでいただいた。

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